住宅購入において物件を選ぶことも大事ですが
どの銀行を選ぶかも大事になってきます。
同じ物件を購入しても
借入金利の違いで月々の支払いは変わりますからね。
昔は店舗の多い銀行が人気でしたが
今の時代はコンビニなどでもお金が下せるので
店舗の多さなどで選ぶ必要はないと思っています。
なので比較するのは単純に「金利」で良いと思います。
同じ変動金利でも各銀行によって金利は違います。
2019年10月度の変動金利をHPで調べてみると
三菱UFJ銀行:0.525% ネット専用住宅ローン
東海ろうきん:0.89%
百五銀行:0.8%
住信SBIネット銀行:0.457%
となっています。
これだけを見ると金利が一番安い「住信SBIネット銀行」が良いとなります。
ただ東海ろうきんの場合は保証料が無料だったり
百五銀行は金利の交渉が可能だったりします。
さらに諸費用の借入できる銀行とできない銀行があったりもします。
借りる金利種類さえ決まっているのであれば
一番、安い金利で借りるのが総返済額も減るのでお得になります。
前述したように住信SBIネット銀行では0.457%ですし
他の銀行でも1%を切る金利で借入可能です。
しかし変動金利は将来的に金利が上昇すれば
支払う金額が高くなるリスクもあります。
今後、景気が良くなれば金利は上昇します。
そういったリスクを回避するには
フラット35などの固定金利を選ぶしかありません。
フラット35のメリットは借入時点の金利が返済終了まで
適用されるので総返済額が計算可能です。
景気が良くなって金利が上がったとしても気にする必要がありません。
その変わり変動金利と比べると金利は高いです。
それぞれにメリット、デメリットがあります。
例えば夫婦共働きで世帯収入が多い場合は変動金利でも良いと思います。
世帯収入が多ければ貯金できる金額も多くなります。
繰り上げ返済を行い返済年数を短くしたり、貯金を崩して生活することも可能です。
一方、所得に対して借入金額が多い場合はフラット35がおススメです。
変動と比べて高い金利で借りることになりますが
支払額が変わらないので予想外のことが起きません。
(変動金利の場合は5年後に最高で25%も返済額が上がる可能性があります)
私が不動産の仕事を始めた頃はフラット35で借りる方はほぼいませんでした。
昔は金利も高かった(3%程度)し団信もありませんでした。
ところが今は1.11%でしかも団信込みです!
諸費用分を自己資金で出す必要はありますが
それでも35年固定で1.11%であればとてもお得だと思います。
毎月金利の見直しはありますが
今は過去最低水準の金利です。
流石にこれ以上、金利が安くなることはないと個人的には思っています。
となると将来的には今と同じ金利か金利が上がるのどちらかになります。
金利が上がったら支払いが厳しくなるかもしれないという方は
フラット35を検討すると良いでしょう。
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