今回は新築戸建をご検討中のお客さんからよく聞かれる質問の
「完成前に契約するのってありですか?」
について解説します。
結論から言うと
私は「あり」だと思っています。
当然ですがメリットとデメリットがあるので
解説を読んでご自身で判断をしてください。
3区画や5区画の分譲地の場合は完成前なら選択肢があります。
例えば
・東南角地
・駐車場が並列2台
・日当たりの良い区画
・前面道路の広い区画
・価格が安い区画
人の好みはそれぞれですが人気のある区画は概ねこんな感じです。
実際に私も
「完成してから見学に行こうと思っていたら希望の区画が売れていた」
というケースは何度も見ています。
特に角地や南向き、一番安い区画は早く決まるケースが多いです。
これは建売業者さんの販売物件一覧の抜粋です。
このように建築中でも契約済になることはあります。
②カラーセレクトやオプション変更が間に合うことがある。
着工前であればオール電化に変更したり水回りのグレードアップをサービスでしてくれます。
建築中でもキッチン設備のグレーアップなども可能だったりします。
契約のタイミングによっては外壁の色や床、建具の色を選ぶこともできます。
お客さんを案内していて
「間取りは気に入ったけど室内の色が・・・」
というケースもあったりします。
追加工事なども完成後に工事するより安くなるケースもあります。
(食洗器や立水栓、外構工事など)
③物件完成まで時間がある
完成物件の場合は契約から引き渡しまでが1ヶ月程度です。
1ヶ月の間に融資の本申込、住所移転、金消契約、決済、引っ越し準備などをしないといけません。
役所に行く用事もあるので平日に動かないといけません。
共働き世帯やお子様が小さいご家庭には少しタイトなスケジュールになります。
一方、完成前の場合は建物の完成まで時間があります。
契約時期にもよりますが2ヶ月~3ヶ月ぐらい時間があればゆとりを持って手続きができます。
これが一番のデメリットです。
完成物件であればLDKの広さや日当たりなども実際に確認できます。
図面だけでは実際の広さや日当たりはなかなか想像できないのが正直な所です。
完成後に「思っていたのと違う」というケースが出てくることもあります。
②周辺環境がわかりにくい
複数棟の現場では隣地との距離感などもわかりずらいです。
南道路の物件などは外からの目線が気になったり
隣地の窓の位置が気になりカーテンを閉めたということもあります。
③完成後のイメージが難しい
家具の配置や収納の数や使い勝手、家事動線などは
図面だけでは想像しにくいです。
家具を置いたら動線が狭かったとかはあるあるです。
③物件価格が高い
建売住宅は完成後などに値引きされることが多いです。
完成から3ヶ月、半年と時間が経過すればその分、価格は安くなります。
売主さんも完成前は価格交渉にはシビアなので大幅な価格交渉は難しいです。
完成済物件のメリット
完成済物件は実際の物件を見学できるので生活をイメージしやすいです。
日当たりや駐車のしやすさはもちろん家事動線、家具の配置などが想像しやすいです。
実際に現地を測ることもできるので今持っている家具を配置したらどうなるか?がわかります。
また完成物件は販売期間が長引けば価格が安くなるので
売り出し価格から200万、300万と安くなっていることもあります。
(過去には売り出し価格から800万円ほど安くなっている物件を見たことがあります)
・希望している地域に物件が出てきた
・オプションを追加したい
・好きな区画を選びたい
・カラーセレクトをしたい
完成後購入に向いて方は
・実物を見て決めたい
・日当たりを気にする
・値引きも期待したい
・すぐに引っ越しをしたい
完成前購入で「失敗しないための3つの鉄則
①同じ分譲会社の完成物件を見学する実物が見られないなら、分譲業者が過去に建てた別の完成物件を見学しましょう。
標準仕様のキッチンのグレード、建具の質感、部屋の広さ(16帖のリビングってどれくらい?など)を体感することで、完成後のイメージとのギャップを最小限に抑えられます。
②周辺環境は「曜日・時間帯」を変えて何度も現地を見る
建物がなくても、土地の周りは確認できます。
「平日の昼」「土日の夜」「雨の日」など、条件を変えて現地に足を運び、日当たり、近隣住人の雰囲気、道路の交通量や騒音をチェックしておきましょう。
③図面(配置図・立面図)を徹底的に読み込む
間取り図だけでなく、敷地に対してどう家が建つかが分かる「配置図」や、外観の高さが分かる「立面図」を確認します。
特に窓の位置が隣の家の窓とバッティングしていないか、エアコンの室外機や給湯器(エコキュート等)はどこに置かれるかは要チェックです。
個人的には「完成前だからなし」とは思いません。
しっかりと現地を確認し完成物件を見学して図面をしっかりと確認すればリスクは大幅に減ります。
希望の地域に物件があれば現地を確認したり完成物件の見学に行きましょう。