全額借入のお客さんは多い
住宅の物件価格の全額を借入したい
というお客さんは比較的多いです。
そんな時に質問されるのが
「手付金は住宅ローンに含めれますか?」
です。
答えとしては「含めることができる」のですが
物件代金と手付金を支払うタイミングが違います。
手付金:売買契約時に支払う
物件代金:住宅ローン実行時(物件引渡し時)に支払う
なので手付金は住宅ローンを借りる前に
売主さんに支払う必要があります。
ちなみに手付金というのは
売買代金に充当されます。
少しわかりにくい部分なので
具体例で説明します。
売買代金:3,000万円
手付金:50万円の場合だと
契約時に50万円を支払います。
そしてお引渡し時に2,950万円を支払います。
住宅ローンの借入は物件価格の3,000万円ですが
売主さんには2,950万円を払うことになります。
つまり3,000万円ー2,950万円=50万円
となるので手付金で払った50万円が戻ってくることになります。
手付金分を先に銀行から借入はできませんが
最終的には物件価格全額を借入することができます。
手付金の額は売主さんによって変わりますが
少なくても30万円~50万円、一般的には物件価格の5%前後です。
どうしても手付金が用意できない方は
親御さんやご兄弟などから一時的に借りることも検討しましょう。
手付金を払うために金融機関やクレジットカードのキャッシングをすると
個人信用情報に登録されるので絶対に辞めましょう。