住宅購入に際し考えること
住宅を購入するには色々なことを考えないといけません。
その中で住宅を購入しようとしているあなたは現在どの段階にいるでしょうか?
探し始めたばかりの方は
・今住んでいる家の近くで購入したい
・実家の近くで購入したい
・月々の返済額は今の家賃と同じぐらいで
といったようなざっくりとした希望で家を探し出します。
もちろんこれが悪いわけではありませんが
できることならもう少し深堀して考えましょう!
住宅を購入するということは
少なくとも数年、ほとんどの方は「一生、住む気」で購入すると思います。
一生、住むことになる可能性が高いのに
「今、住んでいる家の近く」で探すというのは
安易な感じもします。
もちろん今、住んでいる場所が
「とても好きでここに一生、住みたい」
と思えているのであれば問題はありませんが。
お子さんがいる方であれば
近隣の保育園、幼稚園や学区についてを
考えた方が良いです。
お買い物なども車で行かないといけない地域もあります。
今は車に乗っているから不便に思わなくても
将来的に車に乗らなくなった場合に
とても利便性が悪くなります。
そういった条件を加味していって
探す場所を決めていく方が失敗は少ないです。
また購入する金額についても
今と同じ家賃ぐらい
とする方がいますが
これも安易過ぎます。
住宅を購入した場合、賃貸とは違う費用が発生します。
それが修繕の費用と税金です。
税金については固定資産税・都市計画税という税金が
年に1回、発生します。
購入する物件や地域によって価格は異なりますが
10万円は必要になるでしょう。
新築で購入した場合はすぐに修繕のお金が必要になることはないですが
10年後、15年後には大きなお金が必要になります。
(外壁塗装や屋根の防水工事等)
つまり賃貸と同じぐらいの支払いだと
こういった部分がプラスの費用になってしまいます。
現状で貯金が出来ている家計であればそこまで問題はありませんが
貯金が出来ていない世帯だとどこかの段階で家計が破綻するリスクがあります。
さらにお子様がいるのであれば
年齢によって必要なお金が変わります。
高校は私立か公立か
大学は行くのか?
行くのなら私立なのか公立なのか?
一人暮らしするのかしないのか?
などはとても差が出てくる部分です。
もっと言うなら
今、働いている会社はあなたが定年するまで存在しているのか?
退職金があるのか?
老後資金は貯金できるのか?
なども考える必要があります。
と考えていくと家を買うのが面倒くさくなるし
なんとなく不安になりますよね。
でもそれぐらいでちょうど良いと思います。
だって住宅を購入するのは
「一生に一回の買い物」
だと思っている方がほとんどですからね。
一生に一回の買い物であれば
これぐらい慎重になっても良いと思います。