数十年前は住宅を買うのに
自己資金が3割ほど必要だったようです。
私が不動産業界で働き始めた15年程前は
すでに物件価格全額は借入可能でした。
諸費用の借入も確か可能でしたが
諸費用分は金利が高かったりする銀行もあったと思います。
ですが現在は住宅価格全額、諸費用も
同じ金利で借入が可能だったりします。
つまり自己資金がなくても住宅は買えてしまいます。
当店のお客さんで自己資金はあるけど
あえて諸費用まで借入する方もいらっしゃいます。
以前のブログで借入金額は少なくした方が良い
と書きました。
それはそれで正解ではあります。
例えばですが500万円の
自己資金があったとして
金利0.5%で借りて
金利1%以上で運用できれば
借りた方が特になったりします。
(もちろん金利変動リスクや投資で元本割れする可能性はありますが)
私だったらどうするかを考えたら
借りれるだけ借りて運用をする
ことを選択します。
少し話が脱線しましたが
今は本体価格だけではなく
諸費用も借りやすい時代ということです。
住宅の諸費用はこれだけある!
ざっと思いつくものだけでも
・登記費用(表題登記、所有権移転登記、抵当権設定登記)
・仲介手数料
・銀行事務手数料、保証料
・火災保険
・売買契約書、金消契約の印紙代
・網戸、カーテンレール、テレビアンテナなどのオプション費用
とたくさんあります。
一般的な諸費用であればほぼ借入可能です。
オプションの中には
エアコンやカーポート、食洗機も
含めることができます。
諸費用ローンに含めれないものは
家具、家電や引っ越し費用があります。
※住宅に直接、設置するものであれば
諸費用に含める事が可能な場合もあります。
また既存の借入(車のローン等)は
当然ですが諸費用には含めれません。
他社の借入も住宅ローンにまとめれる金融機関もある!
車のローンやカードローンがある方の場合は
返済比率に影響があったり
月々の返済が高くなることもあります。
そんな場合は
住宅ローンに借入をまとめることができる
金融機関を検討すると良いかもしれません。
例えば
住宅ローンの借入が
3500万円(諸費用込み)で
現在、車のローンが300万円
(月々3万円の支払い)をしているとします。
住宅ローンの金利が0.6%だと
3500万円の借入分:92,411円
車のローン分:30,000円
で合計は月々122,411円の返済となります。
車のローンを住宅ローンにまとめると
借入は3800万円になります。
借入自体は増えますが
返済期間が長くなるのと
金利が安くなるので
月々の返済は100,331円
と約2万円安くなります。
もちろん返済期間が長くなるので
トータルでは損をする可能性もありますが
月々の返済額は随分、楽になります。
数年後に今の車を買い替えることも
あると思いますがこの余剰分を
貯金しておけば
次の車は現金で購入することが可能になります。
トータルで考えて
どのようにお金を借りるのが
一番、お得になるか、生活が楽になるか
なども考えて借入する金融機関を選びましょう。
自分で調べるのが面倒くさいという方は
いつでも当店にお問い合わせ下さい。