住宅ローンの金利は10年前と比べると大きく下がりました。
私が不動産の仕事を始めたころは
フラット35の金利が3%程度(団信なし)
地銀などの3年固定でも1.5%とかだったと思います。
フラット35に関しては2019年8月度の借入金利は1.11%です。
フラット35Sの場合は0.89%という過去最低金利になっています。
3000万円の物件を購入した時の返済額は
金利3%だと115,456円(団信なし)
金利0.89%だと83,157円(団信あり)
支払額だけで32,299円も差が出ます。
年間だと387,588円の差です。
10年前にフラット35(金利3%と仮定)を利用して住宅を購入していた場合、返済額は115,456円で
現在の残高は24,346,761円です。今後の支払総額は34,636,800円となります。
これを現在の金利1.17%で借換えをすると
返済額は93,642円となります。
支払総額は28,092,600円です。
総額を比べると6,544,200円となります!
しかも団信までついています!
団信分を含めると700万円はお得になります。
今回のケースで借換えをした場合、住宅ローンの諸費用に70万円前後は必要ですがトータルで見れば断然、借換えをした方が良いです。
70万円を使って700万円もお得になります。
しかし実際に借換えをする方って少ないんですよね・・。
「買った後に住宅ローンの金利」を気にする人が少ないということ
「借換えをするのが面倒くさい」と思っている人が多いからです。
確かに書類をたくさん書く必要はありますが
住宅を購入する時ほどの労力はいりません。
実際に住宅ローン担当者がすでに2回も借換えをしています。
実務としてやっている人が借換えをするということは
得をすることが分かっているからです。
これから住宅を購入する方は史上最低金利なので
そこまで気にする必要はないですけどね。
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Aplace株式会社 矢島敬章
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