住宅は購入したら終わりではなく
購入してからが始まりです。
一生に一度と言われる住宅購入ですが
一生、住むことは可能なのでしょうか?
木造住宅が22年、鉄筋コンクリートが47年となっています。
まぁ減価償却が可能な年数なので実際に利用できる年数とは異なります。
現在、名古屋市内で建築されているマンションだと
築50年ぐらいが一番古い建物です。
築が古いマンションの場合、数十年後まで住めるかどうか?という点に不安を持つ方が多いです。
よく質問されますが私の答えはいつも「わかりません」です。
というのも現在、築80年、100年の中古マンションがないからです。
当然、古くなれば建替えということになるとは思いますが
中古マンションの建替えというのはなかなかハードルが高いです。
その理由としては
・区分所有者の4/5以上の賛成
・建替時の建築費の負担
があります。
建替えとなると一旦は他の場所への引っ越しが必要になるし家賃などの費用も負担しないといけません。
しかも建替え時の費用も必要となるとなかなか4/5の賛成は得られないのではないかと私は思っています。
実際に私だったら賛成しないですからね。
一方で木造の場合は築50年という建物は少ないです。
木造住宅で築30年程度の建物だったらほぼ解体されて土地だけで販売されます。
早い場合だと20年ぐらいで解体されることもあります。
もちろん築30年だから使えないというわけではありません。
築30年の中古戸建に需要がないから壊されるという意味です。
木造住宅の建替えサイクルは30年程度と言われています。
35年ローンを組んでいる場合、ローンの完済前にまた建替える必要があります。
一生に一度の買い物にするためには
住んでからのメンテナンスを行っていかないといけません。
そのためにはいつぐらいにいくらぐらいのメンテナンス費用がかかるかをしっかりと把握しておきましょう。