住宅は安くても数百万円、一般的には数千万円で
購入をする訳です。
一生に一度とか
人生で一番高い買い物とか
言われたりもします。
それだけ高額なので
住宅購入にリスクを感じる方もいます。
(数千万の借金と聞けば正常な判断だとは思いますが)
ですが住宅を購入するということは
ただ借金をするのとは違います。
住む家を購入するので
今まで払っていた家賃が不要になります。
今まで払っていた家賃が住宅ローンの返済に変わるだけと
考えればそこまでリスクとは感じないでしょう。
こちらの記事でも例を挙げたように
同じぐらいの支払いでも住む家はグレードアップする可能性が高いです。
よく言われるリスクとしては
住宅ローンが払えなくなる可能性
があります。
これについては
賃貸でも家賃が払えなくなる可能性
も同じようにあります。
なのでリスク度合いとしては同じです。
まず第一に考えられるのは
・生きている限り一生、家賃を払い続けないといけない
という点です。
現役世代で会社などから収入がある内は特に問題ありませんが
定年退職して収入がなくなった瞬間に家賃負担が大きくなります。
住宅を購入していればいつかは返済が終わります。
30才で購入すれば35年返済でも65才で完済です。
平均寿命まで生きるとしても
15年以上(女性だと約20年)家賃を払う必要がありません。
8万円の家賃であれば15年で1,440万円を払わなくて良いです。
第二のリスクは
・賃貸住宅が借りれなくなる可能性
です。
賃貸住宅を借りる時には必ず入居審査があります。
貸す側からしたら
年金生活で収入が少ない世帯や
高齢者に物件を貸すのはリスクになります。
なので引っ越しをしようとしても引っ越しができない可能性があります。
今、住んでいる家を急に追い出されるということは少ないですが
好きな所に住むということが難しくなります。
そして第三のリスクは
・世帯主に万が一のことがあった時
です。
生きていれば何が起こるかはわかりません。
可能性としては少ないですが
交通事故に巻き込まれこともあるし
急病の可能性もあります。
飛行機が墜落するかもしれません。
一家の大黒柱に万が一のことがあった場合に
残された家族は今までと同じ生活が可能でしょうか?
生命保険で一時的に数千万が入ってきても
家族が一生過ごすには心許ないですし
遺族年金などがあったとしても
世帯の収入は下がるでしょう。
そうなった時に
「今と同じ暮らし」を維持することが難しくなります。
ですが住宅を購入していれば
団体信用生命保険に加入しています。
なので万が一の時は
住宅ローンがなくなりそのまま今と同じ家に住むことが可能です。
住居費用にお金が掛からなければ生活は劇的に楽になるでしょう。
それこそパート収入でも生活していける可能性もあります。
今の家に住まないのであれば
賃貸することも可能ですし
売却することも可能です。
住宅は絶対に購入しなければいけない
というわけではありません。
当然、住宅を購入するということはリスクがあります。
ですが購入しなくてもリスクはあるわけです。
購入した場合のリスク、購入しない場合のリスクを
理解した上で選択するのが良いと思います。