住宅購入の現実は甘くない?
「住宅を購入しよう!」
と思い始めた方で多いのは
やはり「土地からの注文住宅」でしょう。
好きなメーカーで好きな間取り、仕様を選択できるので
自分自身の好みを優先させることができます。
ですが現実はそんなに甘くないんですよね。
ハウスメーカーさんは建物代が高いし
そもそも良い土地は限られています。
土地が少ない理由としては
土地の売却依頼が来ると
まずは建売業者さんに土地情報が流れるからです。
広告を作成したり、インターネットに掲載したり
お問い合わせの対応をしたり、現地を案内したり
建物のプランニングの時間を待ったりする必要がありません。
なので営業マンとしては結論が早い
建売業者さんに一番に情報を流します。
建売業者さんが購入する金額は
相場より安くなりますが
営業マンには関係ありません。
例えば相場が3,000万円の土地の仲介手数料は
1,056,000円です。
この土地を建売業者さんが2,500万円で買った場合の仲介手数料は
891,000円となります。
売主さんの立場だと500万円も減額になりますが
仲介業者としては165,000円しか変わりません。
これぐらいの差であれば
手間がない建売業者さんに買ってもらった方が楽なんです。
なので良い土地というのは
一般に出回ることが少ないんです。
出ても相場より高かったり、地形が悪かったり、立地条件が悪かったり
という物件が多いです。
注文住宅に夢を見る方も多いですが
現実はなかなか厳しいというのが本音です。