住宅購入をして
土地・建物の所有権を移転する時には
登録免許税という税金が発生します。
税金の金額は購入する物件の価格によって
変わってきます。
この時の価格は実際の販売価格ではなく
固定資産税評価額となります。
(一般的に固定資産税評価額は
実際の売買価格よりは安いです。)
税率は登記の種類によって異なりますが
土地の所有権移転登記:2%
建物を新築した時の所有権保存登記:0.4%
中古住宅の所有権移転登記:2%
抵当権設定登記:0.4%
となっています。
また住宅ローンを利用する場合は
銀行が抵当権という権利を設定します。
抵当権設定は借入額の0.4%です。
現在は軽減措置が受けられるので
ほとんどの場合は上記より安くなります。
軽減措置が受けられる場合の税率は以下となります。
土地の所有権移転登記:1.5%
建物を新築した時の所有権保存登記:0.15%
中古住宅の所有権移転登記:0.3%
抵当権設定登記:0.1%
所有権移転登記などは司法書士という専門の資格を持った人に
依頼するので税金以外にも司法書士報酬が発生します。
このような数字だけを見ても
わかりにくいと思うので
実際のお客さんの例を出して解説していきます。
名古屋市守山区で新築戸建をご購入
土地建物の総額は3,380万円。
土地価格:22,713,600円
建物価格:10,078,546円
消費税額:1,007,854円
借入金額は3,540万円でした。
所有権保存登記:14,700円
所有権移転登記:152,900円
抵当権設定登記:35,400円
司法書士報酬:165,000円
合計金額:368,000円
新築戸建で建物の登記がされていなかったので
上記以外に表題登記費用が90,000円発生しています。
名古屋市天白区で新築戸建をご購入
土地建物の総額は3,480万円。
土地価格:26,343,600円
建物価格:7,687,637円
消費税額:768,763円
借入金額は3,480万円でした。
所有権保存登記:14,900円
所有権移転登記:249,800円
抵当権設定登記:34,800円
司法書士報酬:164,780円
合計金額:464,280円
新築戸建で建物の登記がされていなかったので
上記以外に表題登記費用が90,000円発生しています。
名古屋市緑区で新築戸建をご購入
土地建物の総額は3,800万円。
土地価格:29,220,000円
建物価格:7,981,819円
消費税額:798,181円
借入金額は3,950万円でした。
所有権保存登記:11,400円
所有権移転登記:203,600円
抵当権設定登記:39,500円
司法書士報酬:139,020円
合計金額:393,520円
新築戸建で建物の登記がされていなかったので
上記以外に表題登記費用が95,000円発生しています。
愛知県清須市で新築戸建をご購入
土地建物の総額は2,880万円。
土地価格:16,010,443円
建物価格:11,626,870円
消費税額:1,162,687円
借入金額は3,100万円でした。
所有権移転登記:150,486円
抵当権設定登記:31,000円
司法書士報酬:83,600円
合計金額:265,086円
既に売主さん名義で登記されていましたが
表題登記費用は買主さん負担で88,000円が必要でした。
登記費用は税金なので値引きなどはできません。
また新築戸建の場合は
基本的には売主さん側の司法書士に
依頼することになります。
なので若干、司法書士報酬が高いのは事実です。
一般的に司法書士報酬+登記費用(表題含む)で
50万円ぐらいで見積もっておけば
ほぼ問題ないと思います。