講義5:住宅探しの手順
理想と現実のギャップ、、
インターネットや不動産業者に行って物件を紹介してもらっても
あなたが理想とする住宅はほとんどないでしょう。
私自身、仕事で毎日のように不動産情報を見ていますが
自分の理想通りの住宅は今まで一度も見たことがありません。
理想の住宅が見つからない理由は
「理想と現実にギャップがあるから」です。
私やあなたを含め住宅を購入するなら
「どうせ買うなら理想の住宅が欲しい」と考えますよね。
しかし現実はそんなに甘くないんです。
数百人のお客さんと話しをしてきましたが
お客さんの理想と現実はおおよそ3割ぐらいの開きがあります。
3,000万円の予算で探している方の理想の住宅は
3,500万円~4,000万円ぐらいです。
「じゃあ予算を増やせば良いのか?」
と思う方もいるかもしれませんが
予算を上げるというのは原則やってはいけないことです。
予算を上げて理想の住宅を手に入れたとしても
生活が苦しければそれは理想の住宅とは言えません。
予算を上げて良いのは親御さんからの援助があった時や
宝くじに当たって大金が転がり込んできた時ぐらいです。
とはいえ予算を上げたところで理想の住宅は見つかりませんけどね。
仮に予算が1,000万円増やせたとしましょう。
予算が1,000万円増えても今までと同じ条件で住宅を探しますか?
ほとんどの方が予算を上げたら追加の条件が出てきます。
・もっと広い土地がいい
・駐車場がもう1台欲しい
・駅からもっと近くがいい
・日当たりの良い家がいい
こうなってしまえばいくら予算を上げても意味がありません。
今までのお客さんの中には数年、住宅を探している方もいました。
そういった方の特徴は
「理想と現実のギャップを埋めることができない人」です。
理想の住宅を探し続け、100点満点の住宅しか購入しないと決めてしまっているのです。
住宅には誰でも様々な理想があります。
ただ最初にお話ししておきますが全ての理想を叶えることは無理です。
だからこそ大事なのは「なぜ家を買うか?」という点です。
極論ですがこの家を買う理由さえ満たせれば問題はないんです。
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