講義5:住宅探しの手順
物件情報の取得方法とは?
今の住宅探しのメインはなんといってインターネットです。
SUUMOやアットホーム、ホームズといった
ポータルサイトが住宅探しのメインです。
情報の早さもインターネットが一番早いし、写真や動画などもあるので情報量も紙の広告とは比べ物にならないぐらい多いです。
また自宅や外出先からも気軽にアクセス可能です。
それ以外だと新聞の折り込み広告などもありますが
インターネットに比べると作成、配布までに
時間を要するので早さではインターネットに適いません。
ポータルサイトで同じ物件がずらっと並んでいるのを見たことがあると思います。
住宅探しを始めたばかりの場合は
違う物件だと勘違いしている方もいますがあれは全部同じ物件です。
ずらっと並んでいる物件は不動産業者が売主の場合が多いです。
たくさんの仲介会社が広告をするのは
両手取引が可能なのと広告掲載が可能だからです。
片手になる物件は売主側の仲介会社から広告掲載の許可がされないことがほとんどです。
他社が広告をして買主さんを連れてきたら両手取引ができなくなりますから。
それぐらい両手取引にこだわるのが不動産業者です。
インターネット以外だと不動産業者に行くというのも有効な方法です。
「お店に行ったところでインターネットに掲載されている物件しかないのでは?」
と思う方もいます。
実際には「その通り」です。
販売している物件はよほどのことがない限りインターネットに掲載されています。
売主さんの希望で広告掲載をしていないか広告掲載をしても売れないと思っている物件のどちらかです。
ですが大事な点は初回訪問以降です。
当然ですが物件情報というのは日々、変わっていきます。
特に新規物件の情報などは既存のお客さんから優先的に案内されます。
もちろんインターネットで問い合わせをしたお客さんにも情報提供されますが実際に会ったことがあるお客さん、具体的な条件を知っているお客さんよりは後になります。
ちなみに不動産業者は「今すぐ購入するお客さん」を相手にしてることがほとんどです。
残念ですが長期的なお付き合いができる不動産業者は5社あっても2社程度です。
ただどこの不動産業者からでも同じ物件が買えるので付き合いの中で自然と優良な不動産業者、営業担当をふるいにかけることもできます。
豆知識
お客さんの中には「掘り出し物」を探している方もいます。
話しを聞いてみると掘り出し物の定義は「市場より安い物件」を指していることが多いです。
ではあなたが市場より安い物件を購入できる可能性はどれぐらいあるでしょうか?
私は限りなく0に近いと思っています。
売主さんの立場で考えてみると相場より安く売り出すということは何かしらの意味があります。
その多くは「出来るだけ早く売却したい」という時です。
一番早い売却方法は不動産業者への売却です。
不動産業者は価格さえ合えばすぐに契約、決済が可能です。
なので早期売却の案件は基本的に不動産業者に流れます。
不動産業者が購入後、リフォームや利益を乗せて相場で再販されます。
相場より安い物件はいわゆる事故物件や再建築ができないなど絶対に何かがある物件です。
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