金融政策決定会合で「マイナス金利政策」が解除されましたね。
利上げは17年ぶりだとか。
そう考えると私が不動産業界で仕事をし始めた頃から
初めて利上げがされたことになります。
当時はフラット35の金利が3%ぐらいで
団信は別だった気がします。
3年固定、5年固定、10年固定を利用する方が多かったような気もします。
(変動金利が主流ではなかったと思います)
なにせ昔のことなのではっきりと覚えていません・・。
これから住宅を購入しようと思う人もすでに購入している人も
懸念事項は「今後、金利が上がるのか?」という点でしょう。
実際、お客さんにもよく聞かれます。
で私はいつも
「わかりません」
と答えます。
「無責任だ!」と思われるかもしれませんが
本当にわからないからわからないと答えている訳です。
お客さんから聞いたことがあるのですが
他社の営業マンは「金利は上がらないから大丈夫ですよ!」
と力説していたらしいですが何の根拠もないし
金利が上がって返済額が増えても営業マンが増えた分を負担はしてくれないです。
そもそも金利が上がってローンの支払いが厳しくなるなら
一番、最初の資金計画をミスっているんですよ。
だって変動金利というのは変動することが前提なので。
高くなるという前提で資金計画をしていないといけないわけです。
●金利の見直しはどれぐらいの頻度でされているのか?
●返済額は何年で変わるのか?
●最大でどれぐらい返済額が増えるのか?
などは最低限、知っておかないといけません。
ちなみに金利の見直しは半年に一回で
返済額の見直しは5年に一回
返済額は最大で今の支払額の1.25倍です。
これから変動金利が5%とかにはならないと思いますが
1%を超えてくることはあるでしょう。
それ以外にも戸建を買えば外壁塗装、防水工事、防蟻処理などの
メンテナンスは定期的に必要です。
物価が上昇すれば工事代金も上がります。
今は100万円でできる工事を将来的には120万、150万になる可能性もあります。
そういう意味では今までより厳しめに資金計画を行うのが正解でしょう。
物価も上がり、金利が上がっても
給料は上がらないという現象もあると思います。
不動産業界が今後、どうなるかは私にはわかりません。
どんな状況になっても「想定内」と思える準備をしておくのがベストだと思います。