今の時代は自己資金がなくても
住宅の購入は可能です。
銀行はもちろん
フラット35でも諸費用が借りられる時代です。
当然ですが自己資金が多いほど借入する金額が少なくなります。
借入が少ないということは月々の支払いも少ないし
将来、売却する時に売却損が出て売るに売れないというリスクも少なくなります。
なので自己資金は多ければ多いほど良いというのは間違いありません。
ですが現段階で
「自己資金がそこまで貯まっていない」
という方は自己資金が貯まるまで住宅購入を待った方が良いのか?
と聞かれると一概にそうとは言えません。
自己資金をどれぐらい貯めるか、どれぐらいの期間が必要かによって違いが出てきます。
月々3万円の貯金をしている場合だと100万円貯めるのに約3年必要です。
一般的に住宅購入の諸費用は物件価格の7%~10%です。
3,000万円の物件の諸費用を貯めるだけでも5年以上かかってしまいます。
5年間は「今の家賃を払っている」状態です。
家賃が住宅ローン返済額と変わらないのであれば
諸費用を借りて購入しても問題はないと私は考えています。
家賃10万円が住宅ローン10万円に変わるだけなので。
で月々3万円の貯金ができるなら建物の修繕費用を貯金できます。
こういった計画であれば早く買ってもリスクは少ないです。
また性格にもよりますが
お金があったら使ってしまうタイプの方は
自己資金が貯まらないのですぐに買ってしまって
住宅ローンの支払いをした方が良い場合もあります。
自己資金を貯めてる間に35年ローンが組めなくなる?
また住宅ローンには完済年齢というものがあります。
20代、30代なら問題はありませんが
45歳以上になると35年ローンが組めなくなります。
借入年数が短くなるということは当然ですが月々の返済額は増えます。
そうなると今まで3000万円の物件を検討していたのが
2500万円までしか買えなくなることもあります。
物件価格が500万円変わると物件のグレードは下がります。
グレードが下がるので気に入る物件が出てくる可能性は低くなります。
多くの会社の定年が60歳、65歳ということを考えても
定年してから20年間、住宅ローンが続けば支払いが難しくなる可能性もあります。
無理をして買う必要はありませんがいつか買うのであれば
早く買う方がメリットは大きいでしょう。
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