最近、不動産業界に転職した友人から
「こんなお客さんなんだけどどう対応したら良いかなぁ?」
と相談がありました。
(この時点では来店の予定だけでメールだけのやり取り)
理想の住宅を明確にしているという点では
住宅購入をしっかりと順序立てているので
良いことではありますが度を越すと考え物です。
その要望の中には
・サイディングの厚さは14mmじゃなくて16mmが良い
・道路から離れた場所に玄関が欲しい
・将来的に価格が上がる地域で購入したい
などです。
確か他にもたくさんあったのですが
多すぎて忘れてしまいました((笑)
さらにメールの最後には
「有意義な時間になることをなんたらかんたら」
と書いてあったようです。
こういったお客さんって住宅に100点を求めることが多いんです。
予算に上限がないのであればそれも可能かもしれませんが
ほとんどの方には予算の上限があります。
あまりにも要望が細かすぎるお客さんって購入する可能性が低いんです。
しかも現実的にそのような物件は存在しないということを
相場や建築プランの事例などで説明しても納得できないというタイプの可能性も高いです。
現実にない物件を探しているという時点で
購入できるお客さんではありません。
あと不動産の営業マンって雑な人が多いです。
なので細かい要望とかをちゃんと聞ける営業マンも少ないです。
お客さんの要望と多少、違っても売ったもの勝ちという風潮ですし。
ちなみに私がしたアドバイスは
・お客さんが住宅を買う理由を確認すること
この一点のみです。
住宅を購入しどういった生活をしたいのかがわかれば様々な提案ができます。
その中から優先したい事項を決めていき、買う理由を達成できる方法を探していきます。
まぁ口で言うのは簡単ですが実際には難しいんですけどね。
特にお客さんが「絶対にこうだ!」と決めつけている条件を変えるのは至難の業です。
住宅に理想を持つことはもちろん大事です。
しかし相場や市況などを理解して柔軟に考えを変えていくことも大事なことです。
1年以上、住宅を探していてまだ見つかっていないのであれば
きっとどこか変える必要があります。
具体的な話しを聞きたい場合などはいつでもご連絡ください!
Aplace株式会社 矢島敬章
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