不動産仲介の仕事は基本的に市場に出ている住宅をほぼ取り扱うことが可能です。
体感としては市場に流通している住宅の7割以上はご紹介可能です。
誰もが知っている大手の不動産業者でも地場の不動産業者でも同じ住宅を購入することは可能です。
ではそれぞれの不動産業者では何が違うのか?
一見、同じように見えて体質が大きく違います。
大手不動産業者の中には
財閥系:三井不動産リアルティ、住友不動産販売など
電鉄系:東急リバブル、近鉄不動産、名鉄不動産など
銀行系:三菱UFJ不動産、みずほ不動産など
などがあります。
TVCMなどもやっている会社なので一度は耳にしたことがある会社だと思います。
大手という看板があるので圧倒的に売却依頼が多いですし会社的にも売却依頼を受け両手取引をメインにしています。
※両手取引とは売主さん、買主さんの双方から仲介手数料をもらう取引です。
下の表を見るとトップ2社の平均手数料率は5%を超えています。
売主さん、買主さんからいただける仲介手数料は3%と法律により上限が決まっているので7割以上が両手取引となります。
買主さんの条件にあった住宅を探すというより売却依頼を受けた住宅を買う人を探すというイメージです。
広告宣伝するのは自社で売却依頼を受けた住宅がほとんどです。
大手以外はほぼ地場業者です。
センチュリー21の加盟店やハウスドゥ!など店舗がたくさんあるイメージですがフランチャイズに加盟しているだけで別々の会社です。
大手と比べ圧倒的に売却依頼が少ないため買主さんを探すのがメイン。
レインズ(不動産業者間で閲覧できるサイト)などで広告掲載できる住宅を探しポータルサイトや自社HP、新聞折込などを行い買主さんを探します。
片手取引がメインなので広告費、人件費を捻出するために契約数が必要になります。
大手は売却依頼を受けた住宅を買うお客さんを探すことが多いので住宅を探し出したばかりの方や条件が決まっていない方には少しハードルが高いかもしれません。
一方、地場業者の場合は買主さんにあった住宅を探すので新規の住宅が出る度に紹介してくれる所が多いでしょう。
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