新築戸建の諸費用詳細
場所:名古屋市千種区
種別:新築戸建
土地面積:102.71㎡(31.06坪)
間取り:2階建て 3LDK
家族構成:ご夫婦+1歳児
年齢:43歳
年収:620万円
勤続年数:8年
物件価格:4,200万円
諸費用:203万円
自己資金:1,103万円
住宅ローン借入金額:3,300万円
(住信SBI フラット35:30年借入)
月々の返済額:10.7万円(1~10年目:1.08%)
10.9万円(11年目~:1.33%)
*諸費用内訳*
登記費用:40.6万円
表題登記費用:9.17万円
固定資産税清算金:8.84万円
契約書印紙代:1万円
銀行事務手数料:72.6万円
銀行印紙代:2万円
火災保険:30.9万円(火災10年・地震5年)
オプション工事費用:21.6万円 適合証明書発行手数料:16.5万円 合計:203万2,100円
*節約できた金額*
価格交渉額:4,280万円→4,000万円 ▲80万円
仲介手数料:147.8万円→0円 ▲147.8万円
合計:▲227.8万円
見学件数:3件
お問い合わせからお引渡しまでの日数:53日
今の住まいからも近く治安の良い地域
住宅を購入する際はその場所が嫌いとかではない限り
「今、住んでいる家の近く」
から探し始めることが多いです。
このお客さんも同じように近くからお探しでした。
ですが住んでいたエリアが名古屋市内でも
有数の高額帯の地域です。
土地の価格は1坪100万円とかの物件が普通にある地域です。
なので少し地域を広げて物件を探すことにしました。
とはいえご主人さんは地下鉄で通勤なので
地下鉄の駅からそこまで遠くなるのはNGでした。
お子さんも生まれたばかりなので
将来のことを考えて
学区のレベルが良い地域もご希望でした。
・ある程度の学区の良さ
・地下鉄沿線
・今、住んでいる地域からも比較的近い
という条件で絞り込んでいきました。
その結果、住んでいた区との隣の区で
丁度良い大きさの物件が見つかりました。
丁度良いとは言え土地、建物で4,000万円なので
名古屋市全体と比べると高いですが、、。
長期固定金利は決まったけれど・・
物件が決まり次は銀行の審査になるのですが
この方は以下のような属性です。
・公務員
・勤続年数 5年以上
・自己資金 1,000万円以上
・ローンなども無し
まぁ普通に考えて住宅ローンが通らないはずがありません。
なので審査に通るかどうかということより
どこで借りるかという点に悩みました。
元々、長期の固定金利をご希望していました。
そうなると選択肢としては
フラット35や都銀などの超長期固定、ネットバンクが候補となります。
最近はフラット35でも借りる金融機関によっては
事務手数料が違ったり、金利が違ったりもします。
なので複数の金融機関でシュミレーションを行いました。
最終的に残ったのが
りそな銀行とSBIのフラット35でした。
6月の段階ではりそな銀行の方が金利も安く
トータルの支払いも安かったのですが
7月になり金利が変更されたため
フラット35の方が金利が安くなりました。
りそな銀行、フラット35も審査自体は
そこまで早くありません。
なので7月に入ってから本申込みをすると
お引渡しに間に合わない可能性もありました。
金利が変わり銀行を変更する可能性も
考えていたので6月中に
両方の銀行にて本申込みをお願いしておきました。
フラット35にはコレが必要!
借入はフラット35で決まりましたが
フラット35には他の金融機関では
必要ない書類を提出する必要があります。
それが「適合証明書」という書類です。
フラット35は住宅金融支援機構という所が融資を行います。
この機関は国土交通省と財務省の管轄です。
ようは国の機関なわけです。
なのでどんな物件でも融資可能なわけではありません。
住宅としての一定以上の水準が求められています。
それを証明する証明書が適合証明書です。
適合証明書は現場の検査をして発行される書類なので
通常、依頼から発行まで2週間程掛かります。
ちなみに今回のスケジュールは以下でした。
7月5日 適合証明書の発行を依頼
7月19日 適合証明書が発行
お引渡し期限は7月29日だったのですが
適合証明書は金銭消費貸借契約時に原本が必要となります。
引渡日から逆算すると7月21日には適合証明書が必要でした。
今回は19日に発行されましたが結構、ギリギリのタイミングでした。
フラット35で借入をしようとする方は
適合証明書の発行などが必要なので
少し余裕を持って行動するのが良いでしょう。
まとめ
今回のお客さんは住宅を購入するという点でネックになる部分はほとんどありませんでした。
勤続年数も長く、自己資金もあり、既存の借入もないという状況でしかも公務員。
ただ様々な物件が買えるからこそ条件を絞っていくことが難しかったです。
出そうと思えば今回、購入した物件より高額な物件も買える方だったので。
それこそ1,000万円、2,000万円高い物件でも借入は可能です。
でもそれをせずに「予め決めていた予算内にする」という点で
物件と価格のバランスや立地、学区などをトータルで考えて
合格点の物件を探すという点に注力しました。