お客さんのお問い合わせ履歴を眺めていて
少し感じたことがあります。
それは
「住宅を買える人と買えない人の違い」
です。
(大事なことはタイトルでわかると思います)
当店にお問い合わせのお客さんの中には
お問い合わせからお引渡しまで
1ヶ月とか1ヶ月半とかの方がたくさんいます。
一方で1年、2年と住宅探しをしている方もいます。
同じような時期に同じような条件で探しているのに
住宅を購入できた方もいればいまだに購入できていない方もいるわけです。
お客さんの中には
「この物件を見学したい!」
自分で物件を探してくる方もいれば
「こんな条件で探して下さい」と
物件探しは業者にお任せの方もいます。
ぶっちゃけ物件を探すのは自分でも業者でも
どちらでもそんな違いはありません。
では物件を買えるか買えないかの違いが
どこにあるかというと「妥協点」です。
よく不動産購入と結婚は似ているなんて言われます。
結婚する時だって相手に対する条件って色々あると思います。
例えば
・年収
・学歴
・身長、体重
・お勤め先
・出身地
・顔
・性格
・金銭感覚
・将来性
・親との関係
・兄弟の有無
・服などのセンス
・趣味
・喫煙者かどうか
とかたくさんあると思います。
住宅購入でも
・立地
・価格
・築年数
・学区
・間取り
・日当たり
・室内設備
・駐車場台数
・前面道路の広さ
・周辺に住んでいる人
・建物の外観
・エントランスの雰囲気(マンション)
・修繕積立金・管理費の金額(マンション)
とたくさん出てきます。
結婚をしている方で
自分の理想通りの相手と結婚ができた方って
どれぐらいの割合かはわかりませんが
ほとんど場合、どこかで「妥協」していると思います。
妥協と聞くとネガティブな感情を抱く方もいますが
妥協とは
「お互いの主張を幾分か譲り合って一つの結論・取決めを導き出すこと」
です。
どちらか一方が折れるのではなく
双方が譲り合い互いに納得できる答えを出すことです。
こうやって聞くと妥協も悪くないと感じませんか?
私自身、結婚が遅いことが悪いことだとは思っていませんが
男性でも女性でも「理想が高すぎる人」って結婚が遅いイメージです。
住宅購入に例えても同じです。
理想が高すぎたら
当然ですが出てくる物件は少なくなります。
仮に出てきたとしても予算オーバーの場合がほとんどです。
私みたいな一般人がどこかの貴族と結婚したいと思っても無理なわけです。
住宅購入だって全てが理想通りの物件はお金を出さないといけません。
つまり結婚でも住宅購入でも分相応じゃないと無理なんですよ。
実際に物件を見学しながら
妥協点を探れる方は必ず住宅を購入できます。
見学の途中で不動産業者から
「相場的にはこの程度ですよ」
とか言われることもあると思います。
それ以外にも地域を変更した方が良いとか
築年数をもう少し古くした方が良いとか
のアドバイスもあるでしょう。
業者の言いなりになれとは言いません。
不動産業者の言う事を聞く「素直さ」も必要です。
大前提として信頼できる不動産業者の場合はですが。