土地(注文住宅)について
住宅を購入しようと思っている方の多くは
「自分の好きな家を建てたい」と考えている方も多いでしょう。
当店は新築戸建をメインに仲介をしているので
最近は少ないですが以前の会社などでは
一番多かったのが土地からの注文住宅を希望しているお客さんでした。
注文住宅の最大のメリットは全てオーダーメイドが可能な点です。
ハウスメーカー、設計士、工務店など全て一から選ぶことができます。
自分の希望する外観はもちろん構造や室内の仕様、クロスの色など
全てを選べます。
多くの方が間違えている探し方としては
いきなりハウスメーカーに行ってしまうことです。
すでに土地があれば問題はありませんが
建てる場所もないのにハウスメーカーに行っても
あまり意味がありません。
建てる土地もないのに
ハウスメーカーだけ決めてしまう方もいます。
もちろん最初からハウスメーカーを決めることが
絶対にダメというわけではありませんが
多くの方と接客をしてきた経験をもとに
お話しをするとハウスメーカーを決めるのは最後で良いです。
というのはあなたが気に入る土地が
いくらで購入できるかわからないからです。
ハウスメーカーを決めてしまっている方の場合
どうしても建物の予算を削ることができません。
そうなると条件にピッタリの土地があっても
予算オーバーになるから買えないということにもなります。
そのハウスメーカーで建てれないなら
家はいらないというぐらいハウスメーカーにこだわるのであれば
それはそれで構いませんがそうでないなら
先にハウスメーカーを決めるメリットはありません。
実際にハウスメーカーの営業マンと話しをしていると
土地がないお客さんの対応は後回しになるようです。
またハウスメーカーは建物価格が高いので
自己資金が多かったり、所得が多い方以外も後回しになる傾向があるようです。
個人的な意見にはなりますが
震度7の地震に3回耐えられる耐震性も
屋上で象が飼えるぐらい丈夫な構造も
必要以上の性能だと考えています。
必要以上の性能に予算を使うのはもったいないというのが私の考えです。
注文住宅は全てを自分自身で決めることができるのが最大のメリットです。
ですが全てを自分で決めるというのは想像以上に大変です。
間取りや外観から始まり
室内の仕様、キッチンなどの設備、クロスの色、コンセントの位置etc。
設備などは各メーカーを比較するためにショールームに行ったりする時間も必要です。
注文住宅の最大のデメリットは何と言っても「時間がかかる」という点です。
実際に検討段階から建物完成まで1年ぐらいかかる方もいます。
またしっかりとチェックしておく部分としては建物の請負契約書です。
基本的には打ち合わせした内容をもとに契約書は作成されます。
なので仕様変更を依頼した部分がしっかりと反映されているか確認しましょう。
後になって仕様変更分が反映されていなくて追加の工事代金が発生するというケースもあります。
細かい部材やメーカー、品番までしっかりと確認したうえで契約をしましょう。
土地を購入して家を建築する際には
先行して土地を購入する必要があります。
住宅ローンは
土地分、建物分と別々になります。
なので建物が完成してお引越しができるまでは
土地分のローンだけ支払う必要が出てきます。
2,000万円の借入でも5万円ぐらいの支払いとなります。
家賃+土地の返済費用が必要になるということは覚えておきましょう。