銀行の住宅ローンの審査ポイントを予めチェックする
♦自分の年収に対する返済比率
返済比率(年収に占める年間返済額の割合)
年収___万円 ×30% =___万円(年間)
___万円(年間) ÷ 12ヶ月 =____万円(月々返済可能額)
※車などその他のローンがある場合は
月々返済可能額 ー 月々のローン(車など)返済額
これが月々の返済上限額となります。
月々の返済上限額で
住宅ローンの借入額が決まります。
ex)百五銀行の借入審査基準の場合
年収420万円の場合で、借入可能額の計算をしてみます。
返済比率35%なので、
420万円×0.35=147万円
(年間147万円まで返済出来ると判断されます)
147万円÷12ヶ月で、
月々の支払い可能額が12万2,500円です。
審査金利が2%なので、
約3,700万円まで借入可能という計算になります。
※銀行によって審査金利が違いますが、都銀は審査金利が3%〜4%のところが多いです。
更に車のローンが月々2万円ある人の場合は?
月々の支払い可能額ー車のローン返済額となります。
12万2,500円-2万円=10万2,500円(月々支払可能額)
審査金利は同じ2%なので、
約3,094万円まで借入可能となります。
※月々2万円のローンで、借入金額が600万円もダウンしてしまいます。
借入金額をあげたい人は、車のローンを本審査までに完済しましょう。
《注意》計算した金額は銀行が判断するMaxの借入可能額です。実際の借入金額は家計の中から住居費として月々使える金額から算出します。
♦ 借入年数
80歳 ー 現在の年齢 =
借入年数_____年間
♦勤続年数
勤続年数が1年以上で審査可能!
1年未満でもキャリアアップの転職など
条件によって銀行の審査判断が異なります。
(勤続1ヶ月でも借入可能な銀行はありますが、審査が厳しく選択肢も少なくなってしまいます)
フラット35は勤続年数の条件がありません。
勤続年数_____年
♦雇用形態
会社員か自営業者、上場企業、公務員、契約社員など、雇用形態によって審査の基準が違います。
(金利も雇用形態によって違います)
※歩合給の場合は、給与が変動するため2年分の給与明細などが必要になる場合があります。
雇用形態:__________
♦個人信用情報
借入の返済に遅滞履歴などないかどうか
遅滞があると審査には不利になります。
延滞したことはありませんか?
※携帯電話の本体代なども
ローン扱いになるので
支払い忘れには要注意です。
*個人情報に不安がある人はご自身で個人情報の開示が可能です。
借入返済に遅滞がないかどうか
♦既往歴・持病はないか?
住宅ローン申込時に加入する
「団体信用生命保険」の審査があるので、
既往歴や持病がある人は注意が必要です。
既往歴・持病の有無
♦物件の築年数や評価額
担保評価と物件価格に
大きな差がある場合
借入金額が減額になったり
融資自体が不可になる場合もあります。
※中古住宅で増築などがある場合も注意が必要です。
融資条件を満たさない物件は借入ができません。
(違法建築や前面道路の要件を満たさないなど)
物件の築年数と評価額
事前審査に必要な書類を準備しておこう!
※住宅ローンの事前審査は、実際に購入する物件が決まっていなくても不動産業者を通せば審査は可能です。
*事前審査必要書類*(会社員の方)
・運転免許証のコピー裏表
・健康保険証のコピー裏表
・前年度の源泉徴収票
・他の借入がある場合
借入中の償還予定表のコピー
又は残高証明書
※自営業者の方は決算書などの書類も別途必要となります
・カードの支払いの延滞には常に注意する
(カード引き落とし口座の残高のチェックを忘れない)
・リボ払いは利用しない
・クレジットカードのキャッシング枠はゼロにしておく
・消費者金融でキャシングしない(アコム、アイフルなど)
・車はなるべくローンで買わない(住宅購入時完済できるならOK)
・住宅購入を考えるタイミングで転職しない
【まとめ】
・住宅購入の予算は、諸費用を含めた物件価格の10%増しで考える
・住宅ローンは、月々の返済額に無理がないように借入金額を決める
・自分にあった住宅ローンの組み方を予め決める
・住宅ローンの審査ポイントをクリアしているか確認する