講義5:住宅探しの手順
不動産屋の違いを理解しよう!
不動産業者と一言で言っても実際に仕事としている内容や得意としている内容は様々です。
各会社で主な事業内容が違うので簡単に解説しておきます。
●管理会社
主に物件の管理をしています。
賃貸の場合は空室の募集や退去立ち合い、家賃管理、建物の清掃がメインです。
分譲マンションの場合は設備の修理、保守点検の立ち合い、修繕計画の管理、管理費・修繕積立金の回収、会計処理などを行っています。
基本的に住宅の売買などは行っていませんし、広告などもしていないので行くことはまずないと思います。
●新築マンション販売会社
新築マンションをメインに販売している会社です。
マンション内のモデルルームに待機して現地販売などを行っています。
広告業者との打ち合わせや内覧会、見学会などの企画も仕事です。
マンションが完売すればまた違うマンションで販売をするので
勤務地が3ヶ月~6ヶ月ぐらいで変わるので地域の情報には詳しくないです。
また自社の商品を売るプロフェッショナルなので
営業は強引なことが多いです。
●新築戸建分譲会社
土地を仕入れて建物を建築する会社です。
自社で販売を行う場合もありますし
自社では販売せず仲介会社が販売することもあります。
名古屋地域だと
自社で販売する会社はウッドフレンズ、玉善、サンヨーハウジングなどがあります。
上場している大きい会社もあれば社員数人で地元密着の会社もあります。
建売件数日本一の飯田グループは基本的に自社で販売を行わず
仲介会社が販売をしているケースが多いです。
●買取・再販業者
不動産を購入しリフォーム工事などを行い再販する会社です。
自社で直接販売することは少なく
ほとんどが仲介会社が販売をしています。
●仲介会社
駅前などにある会社はほとんどが仲介会社です。
賃貸だとアパマンショップ、エイブル、ミニミニ、ニッショーなどです。
売買だと三井のリハウス、住友不動産販売、東急リバブルなどが大手です。
売買の仲介会社は地域を決めて営業活動をしていることが多いです。
自社で物件を所有していないので土地、中古戸建、新築戸建、中古マンションなど
幅広い物件を取り扱っています。
全ての物件種別を取り扱いますし、お客さんを集める広告活動、販売活動、ローンの申込、契約手続き、お引き渡しなどを全て一人でこなすことが多いので求められる知識は不動産業界一高いです。
新聞の折り込み広告、SUUMOなどのポータルサイトに物件を掲載しているのは仲介会社が多いです。
買取業者が仲介をしたり
仲介業者が買取をしたり物件の管理をしたりしているケースもあるので
その会社が何をメインにしているかを知ると良いです。
何をメインにしているかを知るには
その会社のHPを見ればすぐにわかります。
中古マンション、土地、戸建など
様々な物件がたくさん掲載されていればほぼメインは仲介業です。
買取業者は自社HPに物件をそこまで掲載しないことが多いです。
(自社で買い取った物件ぐらいなので物件数が少ないです)
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