今月は珍しく2週連続で
ホームインスペクションがありました。
ホームインスペクション(住宅診断)とは
住宅に精通した診断士が第三者的な立場から
住宅の劣化状況や不具合の有無などを診断することです。
日本ではまだまだ定着していない制度ですが
アメリカとかでは70%~90%程度の利用率があり
ホームインスペクションをすることが常識となっています。
特に新築住宅の場合は
建築確認申請や建築確認済証、検査済証などで
第三者が住宅の検査をしているという点もあり
利用率としては10%もないのではないかと思います。
そんなインスペクションが2週連続であるというのは
個人的には凄い珍しい出来事です。
まぁ仲介業者としては特にやることはありません。
鍵を開けて後はただただ待っているだけです。
とはいえインスペクションは3時間前後掛かるので
退屈といえば退屈な時間です。
(私は雑巾を持っていき掃除をしていることが多いです)
内覧会とインスペクションの違い
新築戸建の場合はお引渡し前に
売主さん、買主さん、仲介業者が立ち会いのもと
内覧会を行うことが一般的です。
内覧会では
・設備の使い方
・キズや不具合箇所のチェック
を行います。
窓やシャッターの開閉だったり
クロスの汚れやフローリングのキズは
内覧会時には私もチェックしています。
ただ私や売主さん、買主さんがチェックできるのは
目に見えている部分だけです。
ぶっちゃけた話しをすると
クロスに汚れやフローリングのキズなんて
大騒ぎすることはありません。
どうせその内、汚れるしキズがつくので。
本当に重要な部分って
目に見えない部分です。
ホームインスペクションでは内覧会では見ることがない
床下や屋根裏のチェックもしますし
壁の内側の断熱、壁、床の傾きなどもチェックしています。
インスペクションの依頼は恐らく10万円~15万円ぐらいの費用になると思います。
依頼した結果、何もなかったということがほとんどです。
先日、インスペクションした住宅は20箇所ほどの指摘がありましたが
家が傾いている、断熱材が入っていない、柱がないなどの
欠陥住宅というレベルの指摘はありません。
お金を払ってチェックしてもらって
何もなかったでは残念(?)な気持ちになるかもしれません。
(何もないのが一番良い訳ですが)
まぁこの辺りは保険と似た性質のお金ですよね。
万が一のことを気にする方もいらっしゃいますからね。
業者さんによってひな形は違うと思いますが
インスペクションをしたらこんな感じの報告書が来ます。