講義3:準備する
住宅探しで後悔する時はいつ?
今までたくさんのお客さんと話しをしてきましたが
様々な理由で後悔する時があります。
その中でダントツで多いのが
「自分が買おうと思った物件が買えなかった」
という後悔です。
様々な住宅を何カ月もかけて探して
やっと巡り合えた合格点が付く住宅。
家族の意見も一致して
「この住宅を買おう!」
と思った時にはすでに他の方が申込みをしているという状況です。
不動産は似たような条件の物件はあっても
全く同じ物は一つもありません。
買おうと思った物件が売れてしまえば
その物件は2度と手に入ることはありません。
私自身もこういった場面には何回も遭遇しています。
この状況になったらお客さんはショックで
住宅探しを中断することがあります。
それぐらい後悔するタイミングなんです。
また買おうと思った物件が買えなかったという経験をした方は
次の物件を探すのも大変になります。
住宅購入は70点が合格ラインと言われます。
つまり買えなかった物件は70点、高くても80点とかです。
買えなかった経験がその物件を美化してしまいます。
美化するということは買えなかった物件が100点になるんです。
お客さんは
「前回、買えなかった物件より良い物件じゃないと買わない」
という意識になります。
前回の物件が100点になっているので
100点以上の物件じゃないと買えなくなるんです。
ですが現実的にそんな物件は存在しません。
そうなるとこのお客さんはずっと存在しないものを
探し続けるお客さんになります。
このように買えなくなったお客さんを何人も見てきました。
不思議なことですが販売から数か月、お問い合わせがなかった物件でも
いきなりお問い合わせが増えたり、お申込が複数入ることもあります。
実際にお客さんの話しを聞いてみると
「同じぐらいの予算・同じ地域・同じ物件種別」
で探している方は結構多いです。
住宅購入の申込みは基本的に早い者勝ちです。
販売開始→見学→申込までのスピードが要求されます。
見学してからどうしようかなぁ~と考えている間に他の方が申込をすることもあります。
ゆっくり考えることも大事ですが
すぐに決断することも大事です。
とはいえ数千万の住宅をすぐに決断するには勇気がいります。
そのためには事前の準備をしておく必要があります。
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