先週は中村区の物件の写真を撮りに行きました。
物件自体はそれなりにあるのですが
現在、販売されている物件の半数以上が未完成でした。
それ以外に思ったのは
「物件価格が高い」
という点です。
土地の大きさや立地によって
販売価格は変わりますが
3,000万円を切る物件がほとんどありません。
大きな理由としては2つかなぁと。
1つ目としては
「物件の売れ行きが良い」
という点です。
新築戸建の場合は
販売開始からある程度、時間が経過すると
値下がりします。
現在、未完成の物件が多いので
まだ販売価格が下がっていません。
建物が完成して時間が経てば
多少は値下がりしますが
それでも3,000万円を切ることはなさそうです。
(現状の販売価格が3,500万円とかなので)
売れ行きが良ければ値下げをする前に
販売が終了することもあります。
そうなればなかなか価格が下がることはありません。
現状、完成物件が少ないということは
物件の売れ行きが良いということでしょう。
2つめの理由としては
「相場自体が上がっている」
という点です。
不動産の価格が決まるのは
主に相場です。
相場というのは明確な基準があるわけではなく
すごい乱暴な言い方はすると
「なんとなく」で決まります。
近くの物件が〇〇〇〇万円で売れたから
ここは△△△△万円ぐらいで売れるだろう
みたいな感じです。
その中で欲しいという方がいれば
売れていきます。
そしてその売れた値段が実績となり
新たな相場になっていきます。
多少高くても買う人がいれば
相場はどんどん高くなっていきます。
この5年ぐらいだと1割ぐらいは
上がっているような気がします。
不動産の1割というのはとても大きくて
3,000万円の物件が3,300万円になりますし
4,000万円の物件だと4,500万円近くになってしまいます。
相場以外にも
コロナの影響で木材が高くなっているという点もあるでしょう。
この場合は単純に原材料費が高くなっているので
その高くなった分が販売価格に反映されている訳です。
木材の値段などはその内、落ち着くと思いますが
相場自体はどうなるかはわかりません。
今後、値段が下がるかもしれないし
今より高くなるかもしれません。
買主さんからすると
少しでも安く買いたいと思うでしょう。
しかし買主さんの意見で相場は変わりません。
となると「今、販売されている価格」で購入するしかありません。
希望の価格でしか買わない
という方もいますが
そういう方は大体、買えずに何年も住宅を探すことになります。
(相場を理解していれば問題ありません)
個人的に住宅というのは
高い安いではなく
あなた自身が「納得できるかどうか」だと思います。
多少、相場より高くても
その家を買った理由が明確であればいいんです。
相場より高くても
間取りが気に入った、学区が良かった、駅から近かった
など理由は何でもいいです。
結果的にその家に住んで満足できれば
その住宅購入はあなたにとって正解だったということです。
そのためにはまずは資金計画と希望条件を明確にしておきましょう。