住宅を購入するか?しないか?
ここまでで住宅を買うリスクや
あなたが理想とする住宅やライフスタイルが
わかってきました。
ここで質問です。
「あなたはまだ住宅を購入しようと思いますか?」
あなたが住宅に求めているものは
もしかしたら賃貸住宅で叶う可能性もあります。
日本は戦後復興から高度経済成長期、そしてバブル時代に
「土地神話」というものがありました。
「土地は年々値上がりするから
賃貸より買った方が得だ」
という神話です。
もちろん当時はそうでした。
景気が良い時代なので
物価は当然上がっていました。
しかもそれに連動して所得も増加していました。
なので最初は無理をしてでも買った方が良い
という考えが大多数でした。
私自身もその当時に生きていれば
そういった考えになると思います。
ですが今の時代はどうでしょうか?
最近は少し景気が上向きとは言われていますが
国民の総所得は下がったままです。
景気が良くなっているのだから
従業員の給料が上がっていてもよさそうですが
現実はそうではありません。
バブル崩壊を経験している会社などでは
利益が出ているから従業員に還元をするというより
会社の中にお金を残すという考えが大きなウエイトを占めているのだと思います。
ちなみに不動産は緩やかに上昇はしていますが
これがいつまで続くでしょうか?
物価が上がっても給料は増えない。
ということは日々の生活で使えるお金は減ります。
買える人が減れば当然ですが相場は下がります。
また日本は年々人口が減少しています。
総務省が発表しているデータだと
2050年には人口が1億人を切ります。
2100年には高位推計で6400万人、中位推計で4700万人、低位推計だと3770万人というデータです。
つまり今から80年後には日本の人口は半分以下、最低だと四分の一ほどになるということです。
不動産相場は全て相場で決まります。
欲しい人がたくさんいれば価格は上がり
欲しい人がいなければ価格が下がります。
人口が減るということは
当然欲しい人が減るということです。
そうなれば価格は当然下がります。
こういったデータを見る限り
日本の不動産価格はどうやっても下がるしかないです。
なので今買うより後で買った方が得になる可能性は高いです。
(いつ不動産価格が下がるかはわかりませんが)
住宅購入で大事なことは
あなたの人生が豊かになるかどうかです。
賃貸住宅でも理想の生活が送れるのであれば
高いリスクを取って購入する必要はありません。
#不動産ブログ