不動産は購入時、売却時、所有時などに
様々な税金が発生します。
さらに税制は年度毎に変更されることもあるので
非常にややこしい部分です。
ちなみに私も全てを理解しているわけではありません。
・売買契約書に貼る印紙税
500万円超え1000万円以下:5000円
1000万円超え5000万円以下:1万円
・所有権移転や抵当権設定時の登録免許税
所有権の保存:0.4%(新築住宅は0.15%)
売買による所有権移転:土地→1.5% 中古建物→0.3%
抵当権設定費用:0.1%
・不動産取得税
宅地:評価額×1/2×3%
住宅:評価額×3%
ですが要件を満たせば軽減措置があります。
1997年4月1日以降に新築住宅だと1200万円の控除があります。
(一般的な建売住宅であれば税金はほぼかかりません)
・消費税
土地には消費税がかかりませんが
建物、仲介手数料、司法書士報酬、銀行事務手数料が発生します。
現状は8%ですが2019年10月に10%になる予定です。
消費税増税でどれぐらい費用が変わるかはこちらをご参考ください。
固定資産税評価額×1.4%
・都市計画税
固定資産税評価額×0.3%
・所得税
不動産を貸している場合に発生します。
不動産総収入ー不動産経営費用=所得税の計算対象金額
所得税の計算対象金額×税率=税額
税率については所得に応じて変わります。
購入時の価格+購入時の諸費用=取得費
売却時の諸費用=譲渡費用
譲渡所得=売却価格ー取得費+譲渡費用
例
3000万円で住宅を購入。購入時の諸費用が250万円。
2000万円で住宅を売却。売却時の諸費用が100万円
2000万円ー3350万円=-1350万円
利益が出ていないので税金は発生しません。
建物に関しては築年数によって減価償却がされます。
譲渡所得は不動産の所有期間によって税率が変わります。
所有期間5年以下の場合:譲渡益×約40%
所有期間5年以上の場合:譲渡益×約20%
マイホームの場合は特別控除があります。
それが「3000万円特別控除」です。
不動産をもらった場合などに発生する贈与税などもあります。
税金というと「支払う」というイメージが強いと思いますが
住宅ローン控除や親からの住宅取得資金贈与の非課税枠、住まい給付金など
プラスになることもあります。
プラスになる部分は申告しないと還付されないので
自分にはどれが使えるかを確認しておきましょう!
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